近いうちに太陽電池事業も組み込まれるかも?

よりコストダウンした電池技術が自動車メーカーの命運を握る

ボルトは、電気で走れる距離が長い(64㎞)プラグイン・ハイブリッドです。ただし、プリウスがエンジン主体のハイブリッド車とすれば、ボルトはモーター・電池が主体の、すなわち電気自動車としての特徴が前面に出たハイブリッド車といえます。もちろん、家庭のコンセント等の外部電源による充電が可能です。ボルトには16kWhのリチウムイオン電池が搭載されています。この電力は、一般家庭であれば1日から1・5日で消費する量です。これは三菱自動車のiMiEV(軽自動車)の電池の電力と同じです。

ちなみに同じ軽自動車の富士重工業のRleは9・2kWhです。この電池によるボルトの電気自動車としての航続距離は、40マイル(64㎞)です。iMiEVは160㎞、Rleは80㎞ですから、ボルトの航続距離は、16kWhという電池搭載量にしてはだいぶ少ないといえます。プリウスは、エンジンがタイヤを駆動する一方で、電池を充電しモーターに電気を流してモーターでもタイヤを駆動します。これは、シリーズ・パラレル型と呼ばれます。また、シビック・ハイブリッドやインサイトは、エンジンはタイヤを駆動するだけで、ほとんど充電しません。

電池は制動エネルギーを使った回生ブレーキで充電されます。これはパラレル型のハイブリッドです。一方、ボルトは電気動力だけで走ります。そのためにモーターは150馬力と高出力です。ちなみにプリウスの場合は、1・5リッターのエンジンの最高出力が76馬力、モーターが68馬力、システムで110馬力です。ボルトは、プリウスよりも動力性能が高く、活発に走りそうです。ボルトのエンジンの排気量は1・4リッターです。ミシガン州に400億円をかけてエンジン工場を新設するということですから(完成は2010年12月の予定)、GMのボルトにかける意気込みが伝わってきます。
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スマートとAクラスのEV仕様を発売するダイムラーは、搭載する電池を最終決定していませんが、実証試験を行うスマートには、超小型のリチウムイオン電池をたくさん組み合わせて使っています。このような電池は組電池と呼ばれます。

アメリカのベンチャー企業のテスラー社では、ロータス・エリーゼを改造したスポーツEVを開発、発売していますが、使われている電池は直径18ミリ、長さ65ミリと超小型のリチウムイオン電池で、これを7000本ほど組電池にしています。ダイムラーも、同じシステムを使うといっています。ちなみに、この超小型リチウムイオン電池のサイズは規格化されたもので、三洋電機では同サイズのリチウムイオン電池を月産2500万本量産しています。

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